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2026/04/05 18:32 |
本当は辛い月餅の話
中秋节快乐!
2013.9.19中秋節。この日の贈り物として有名な月餅について。

日本の場合十五夜お月さんと月見団子で通り過ぎる日ですが、
中国の場合は中秋節という祝日として3日間の連休になります。その時に食べたり贈り物とするのが月餅です。
月餅は日本人でも良く知られる中国のお菓子。日本で見られる月餅は『広式』(広州市のもの)が一般的で、実際はそれぞれの地域で『◯◯式』が存在。四角いのから丸いのなど形の違うもの、製法が違い等でいろいろ種類があります。

とりわけ人気なのが中に咸蛋黄(アヒルの黄身の塩漬け)が入った蛋黄月饼。私は初めて食べた時、やわらかく煮た栗かなんかと思ってました。日本でも高級月餅として売られています。

この蛋黄月饼を食べながら、「でもこれはニセモノ」と言われ、なにも食べてる時に言わなくてもいいでしょ…と、もそもそと月餅を口に運びながら、でも、ホンモノもあるんでしょ?の問いに「無い」と。

咸蛋黄の作り方はネットでも簡単に知る事ができるので興味のある方は調べて作ってみると良いとおもいます。作り方自体は簡単で、盛った塩に黄身落として、塩かぶせて酒たらして2日間涼しい場所に放置すればOK。
ご家庭で作る分にはまあ、簡単ではありますが、これを大量生産となると話が変わってきます。

そこで登場するのが人工的に作られた咸蛋黄。
月餅製造元はこれを使えば生産コストをおさえ、大量生産が可能。咸蛋黄製造元も、ひとつ1元弱で取引き出来るため、十分な利益になります。
現在作られている蛋黄月饼のすべてがこの人工咸蛋黄を使ったもので、どんな老舗も例外無くすべてだそうです。

今の時代、もはや人工的な食材を使った食品が珍しい、というわけではありませんが、「中国国内すべての蛋黄月饼の咸蛋黄が人工」と言われるとちょっとさすがに萎えるところです。

シーズンということで街を歩けばハーゲンダッツやスターバックスの軒先にも月餅商品のデイスプレイやPOP。
4個そこいらしか入ってなくて300元だとか500元だとか(5,000円前後)という値段に、人工のもんとか使ったりしてこんな高えのかよと訝しむのは当然のところで、しかしこれらは箱代。

一般的に外側が豪華であるほど、見栄えが良く大きいほどに良いものとされていて、要は、「ほうら、こんなに豪華なもの買ってきたでえ〜どや〜」ということになります。

現在では、若い世代を中心にそういう習慣に対して白けたムードが漂っておりますが、そういう白い目もおかまいなしに豪華絢爛ギラギラした月餅(の箱)を両手に人々が行き交う世知辛い中国なのであります。


中秋節のお祭りムードも、月餅も好きなので、そこにそういった類のため息が入ると夜空のお月さんも悲しげです。

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2013/09/19 20:03 | Comments(0) | 中国その他

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