2012年5月6日、杭州西湖。
前回の記事で書ききれなかった太極茶道について。
西湖に至る前、奎元馆(※拉面|中国のラーメン『2.虾仁爆鳝面』)で腹ごしらえをした後、河坊街をぶらり。
観光ガイドの類いを一切信じないひねくれ者とはいえ、行ってもないのに何を言うかと言われたくないというこれまたひねくれた想いから、有名な太極茶道で休憩していくことにしました。
店内に入ると恰幅の良いお兄さんが外から一番目立つ、ほぼテラス席状態の席へ案内してくれ、論語でも書かれているのではと思うようなメニュー表をジャラっと差し出しました。
二階席は一階席より20元ほど値段が上がるそうで、その代わり静かにお茶を楽しめると、テーブルチャージみたいなものがあるそうです。
お茶の値段はだいたい50元から。2人で120元くらい払って高えなあと思った記憶があるのでそのくらい。適当ですいません。
珈琲一杯1,000円レベルの喫茶店だとぼやいたら、茶館の相場はおおよそこのくらいみたいです。
中国茶素人なのに高いもん飲んだってね、味なんかわかりゃしないんだから、と自虐的になりながら注文したのが普通の西湖龍井。※トップ画です。
一杯目(一煎目)は普通に出てきます。
飲み終える頃に、おかわりをこちらからから言うと演技が始まります。
※通常、演技の写真撮影はNGだそうです。撮影される場合は一声かけるか、チップという概念は中国にはありませんがお釣りを店に置いて出るくらいの気持ちがあって然るべきと思います。
【後日談】
「おかわりの時何て言うんだっけ。」
「小儿上茶」
「小儿上茶?!」
「(笑)…小二上茶!」
小儿[xiǎo'ér]=幼児
小二[xiǎo'èr]=店員の古い呼び方
というわけで、「小二上茶!」と言うと演技をしてお湯を足してくれます。
わりとあっけなく終了してしまいますが、演技が始まると常連かなんか知りませんが隣の大きなテーブルでお茶をグイグイ飲みながらお茶請けの豆をボリボリ食ってたおじさんが大声で「好!!」っつって両手をばしばし叩いて、ぐいぐいぼりぼりばしばしはおっ!!ってな具合で、道行く人達は立ち止まりあっという間に人だかり。
皆一様に写真撮影開始で我々は皆さんの写真にご出演。
他のお客さんは杭州名物の西湖藕粉(藕 [ǒu]=レンコン)ばっかりで長居しないもんだから一階席貸切状態で目立つったらもう。
この状況、我々が店のプロモーションの一端を担う形になっているのではなかろうかと、ふと考えて、なるほど二階席の値段が高くなるというより、一階席の値段が安いという捉え方をすると合点がいく。
さらに外から一番目立つ我々のこのテーブルにしか置かれていない大量のお茶請けがそれを物語ってます。
しかもお茶請け食べ放題。
きゅうり、プチトマト、マンゴー(うろ覚え)、そして龙眼の果実。
龙眼(龍眼)、これが本当に美味しかったです。あっさり味のライチという感じ。日本で穫れるのは沖縄くらいらしい。
写真はすでに食べまくった後のものなので分かり辛いですが茶色のやつです。
本当に気に入って後日大量に買い込んだのですが、それは竜眼肉(桂円肉)と呼ばれる龍眼を乾燥させた漢方薬で、皮むいた時腐ってるのかと思って驚きました…
ショウガの砂糖漬け、何の実か忘れたこれも砂糖漬け、そして大量の豆。
「小二上茶!」1回目は上演がありますが2回目は写真右上の『太極茶道』と書かれた陶器のポットにお湯を入れてくれるだけで後はゆっくり飲んでいってくださいというシステム。
写真、陶器ポットの隣はお茶請けの果物等むいて出た皮なんかを入れるために置いてあります。
ちょっと休憩のつもりが30分かもしかしたら1時間近く、もはやただのお湯なんじゃないかと思われる茶をすすりながらダラダラと居座ってしまいました。
そういえば蓋碗の持ち方は正しいのかね。
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