前回は河坊街を通って西湖に至り、南側から小雨降る苏堤[sū dī]を散歩。『印象西湖』を観劇して岳庙バス停から杭州駅へ行ったものの帰る手段が無くなりタクシーか…歩くか!という珍道中。
ちょうど1年前の出来事、少しだけブログで書いてます。
さて、今回(2012年5月6日)は河坊街から西湖へ至り、北上して西湖のもうひとつの堤である白堤[bái dī]を散歩して、有名な『楼外楼』で早めの夕食にしてから満月の湖畔を歩こうじゃないか!
そう、その日はなんと満月、しかもトップ画でお分かりの通り快晴!
河坊街からはバスで移動、断桥残雪[duàn qiáo cán xuě]からスタート。
断桥残雪は西湖十景で、雪の残り具合によって橋が途切れて見えるため“断橋(桥)”と呼ばれるのだそう。
また、『白蛇伝』で許仙と白娘子が初めて出会った場所であることから、西湖三大情人橋のうち一番有名な橋。
当時はそんなロマンティックな橋とは知らず「いやぁ気持ちいいねえ〜住みたいねえ〜」なんつってアホみたいにぶらぶらしとりました。
途中、写真の撮影を頼まれ、「なんだキミ中国人じゃないのかいな?!」と言われ、彼女が丁寧に「彼は日本人ですよ」と答えると。なんだか旅のお約束みたいになってきた感。
ずいぶんとまったり、のんびり進んできたにもかかわらずまだ日は落ちてない様子なのに『楼外楼』に到着。
見渡してみてもまだ月は出ておらず、とりあえず食べちゃおうかと。
その日『楼外楼』では結婚式(の二次会?)が行われており、ほど近い東楼で食事をすることにしました。
楼外楼は現在でも国営のレストランであるため、あまり接客が良くないという話でしたが特にそのようには感じませんでした。自分自身が適当な人間だからかもしれませんが…
ちなみにメニュー表には日本語表記がありました。翻訳が怪しげな。
頼んだものは、
莼菜汤[chún cài tāng] - ジュンサイのスープ。お気に入り。
片儿川[piānr chuān] - 杭州らーめん。過去記事参照。
糖藕[táng ǒu] - 糯米を詰めたレンコンを甘く煮たもの。これもお気に入り。
そして、ご存知、东坡肉[dōng pō ròu]と叫化鸡[jiào huā jī](トンポーローと乞食鶏)。
ビールは過去記事参照。
初めての超有名店に期待が大きかったのもありますが、個人的にはそんな言う程のものでは…という感じ。
うまいです。うまいんですが、それだけ。
叫化鸡はもっと巻いてある蓮や香辛料、ほのかにキンカンの香りもして、「ああ、浙江料理は今まで食べたこと無い感じ!」という印象だったのですが、楼外楼のものは“とても美味しい中国の鶏料理”という印象。
あくまでも個人の感想ですが、跨虹桥付近にある『跨虹阁』の方が好きです。
※写真は今回撮ったものです
特に高級な雰囲気はありませんが、コストパフォーマンスは十分。
楼外楼では今回注文しませんでしたが、跨虹阁と共通して、西湖醋鱼[xī hú cù yú](醋=酢)もご一緒に是非。
食事を終えて店を出ると日も落ちて辺りは暗くなっていましたが、未だ月が出ていませんでした。
まだ月の位置が低く、山などの後ろにあるため見えないのかもしれない、低い位置の時独特の橙色の大きな月を湖と共に見るのを楽しみにしていたので高い位置まで来るのを待つ理由にならず、帰ってゆっくりしましょうという結論に。
今回も岳庙バス停からバスに乗り、杭州駅へ戻るその途中、
車窓からなんと月が見えた。
どうやら月が出ると思っていた空の方角は想像以上に南東で、そしてさらに我々が移動した楼外楼より西側から、月の出ていた方角を見るとちょうど木々で覆われていて見えなかったのです。
その木々の中心は残酷にも“平湖秋月”という秋の月を眺めるベストスポット。
バスは北山路を杭州駅方面へ、つまり月の出ている街の方面へ走っていくわけで、楼外楼のある島を越えた辺りでまさに文字通り「ぽかん」と空に出たというわけです。
慌ててカメラを出してバスの窓から撮影、という結局今回も珍道中。
では、西湖で撮影した、美しい湖面に栄える満月の写真を皆様にご覧頂いて、今回の西湖終了、とさせて頂きます。
あ〜あ〜…
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